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映画「るろうに剣心 京都大火編」爽快感のあるサムライ達の活劇を目に焼き付けろ!

観たあとに「Heart of Sword」聴きたくなったりしましたが…。

ようこそ。Avenir.infをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

ここ数日の異常な暑さで溶けそうになってますけど、そんな日は涼しい映画館で快適に過ごすに限ります。そういうことで今回観てきたのは「るろうに剣心 京都大火編」。世の中一般、漫画原作っていうとそれだけで見る側のハードルが高くなる傾向があって、僕もけっこう「う〜ん…」と考えてしまうことが多いのですけど、結論としてはとても満足できる内容でした。面白かったです。ということで今日はそのあたりのことを書いてみますね。
るろうに剣心 京都大火編 伝説の最期編
「るろうに剣心」は1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画で(僕の中ではこの辺りの時期のジャンプが一番輝いていたんじゃないかと思うんですけど。)幕末の動乱期を生き抜いた伝説の剣客「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心が自分の犯した罪を背負いながら、明治という新しい時代に平和が訪れることを願いつつ過去の因縁と戦い続けるアクション漫画でございます。まあ、有名な漫画ですのでそんなに詳しい説明も必要ないとは思いますけど。(ってこれ書いていたら連載終了からもう15年経っているんですよね。もうすぐ学生さんには通じにくくなるのかと思うと少し切ないですね。)で、その全255話の中でも最も面白いであろう部分を実写映画3部作にしてお送りしているわけで、今回はその2番目となります。

監督はNHKで「龍馬伝」と「ハゲタカ」を手がけた大友啓司さん。前作の「るろうに剣心」が独立後初の映画なんですね。「龍馬伝」の演出ってリアルを追求した結果、「画面が暗い」「風景が汚い」みたいな意見もかなり多かったようですが、僕は好きでしたけどね。絢爛豪華なばかりが戦国モノじゃないし、照明の使い方も当時の雰囲気を彷彿させる上手さがあるんじゃないかと思うからです。これって多分、求めているものの相違なんじゃないかと思うんですね。「時代劇」的な感覚だと勧善懲悪、わかりやすい殺陣、主人公に照明が来てからの見栄、みたいなものがセットになっていると個人的には思います。でも龍馬伝って内容としては大きな時代の変動期に生きた男が夢半ばで散って行く、反骨精神に溢れた生き様を描いた「戦記モノ」だと思って観ていたのでこういう表現の方がしっくりくるんじゃないかなあ、と。すみません。どうでもいいことで少し脱線しました。

キャスティングの上手さが絶妙。

で、この映画の面白さをこのあたりから。まずは配役が上手いです。当然、主人公の剣心役を演じた佐藤健君はビジュアル的にもその身体能力を生かしたアクションも流石でございます。文句のつけようのありません。
緋村剣心
敵方の中ボス的ボジジョンにつけている瀬田宗次郎役の神木隆之介君も感情が欠如した人斬り役を上手に演じておられます。(なんとなくSPECの一十一にも近い人格ですかねえ。)劇中特に説明はないんですけど「縮地」のモーションもちゃんとありますからチェックして下さいね。
瀬田宗次郎
ただ、僕としてはもっと細かいとこをやっている人を押してみたいです。 まずは十本刀から佐渡島方治役を演じておられる滝藤賢一さん。多分十本刀はまとめてモブ的ポジションになってしまうんだろうと予想してましてけど、この方の「百識の方治」はしっかりとキャラが立っておりました。狂気の軍師役としてのイカれた感じがよく出ていると思います。
佐渡島方治
最近だと「半沢直樹」での出演が有名ですけど、芸の幅が広いですねえ。 それと翁、あるいは柏崎念至役を演じた田中泯さん。もうね。カラダ作りが半端じゃない。だだ、それだけではなくて、旅館のじじいの時の佇まいと、元御庭番衆の頭目の時とのカラダのギャップがもの凄く上手いんですね。まるで別人やん、という感じになるんですよね。特撮でもなんでもないのに。69歳の方がやる演技じゃないですよこれw。
柏崎念至 あとは福山雅治さん。謎の男役での出演ですが豪華ですねえ。龍馬伝繋がりでひょっとして出演しているのかもしれませんけど、3作目に渡ってとても重要な役回りを演じて頂くことになりそうです。これから更に期待大ですよ。 他の方々もとても良く役に溶け込んでいてよかったです。「最近クズの役がよく回ってくる」と愚痴てた藤原竜也さんも、今回はクズの親玉で最高にクールなヒール役を演じておられますのできっと満足でしょうw。

アクションシーンから目が離せない!

全体を通してハイスピードなアクションが多いのがこの映画の楽しみかたのひとつだと思います。前作でも一騎当千の戦いぶりを画面狭しと繰り広げておりましたけど、今作でもその迫力は健在です。ただ、今作の見所はその一騎当千な部分だけではなくて、一対一の部分をしっかりとつくりこんでいるところがよかったです。
映画_るろうに剣心_京都大火編_伝説の最期編_2 個人的にオススメなのはなんといっても「翁対蒼紫戦」のところ。キャスティングの部分では触れなかったですが、伊勢谷友介さん演じる四乃森蒼紫は実写化したらコケそうな印象がけっこうあったんですけどw、予想していた以上に良かったんです。普通に溶け込んでいました。ただ、どうしても時間内に収まるエピソードって決まってくるので、御庭番衆のストーリーは各自思い出フィルターで補完して頂くとより楽しめるのではないかと。ともあれ、翁とも雌雄を決する戦いのシーンは今作一番のオススメポイントだと思います。小太刀二刀流は勿論、その磨き上げられた肉体美から繰り出される体術も迫力満点で、それを受ける翁の老体を感じさせないアクションまで含めて必見です。ここは良く観て下さいね。
四乃森蒼紫
そして影で暗躍する瀬田宗次郎。前作では剣心の十八番だった高速での殺陣にライバル登場で面白さがグッと引き立ったように感じます。大久保卿暗殺のシーンでの動きや剣心との直接対決はかなりよくできていました。このあたりは漫画原作とかどうかじゃなくて、もうアクション映画として充分に完成したものになっていると思います。

今作でのクライマックスは京都大火のシーンです。京都に集結した志々緒一派の野望を阻止するために敵味方入り交じっての大乱戦をさまざまなアングルから撮影していますので見応え充分なのですが…。個人的な好みで言わせて頂ければ、ここで雑魚戦を長い時間やるんだったら、もう1シナリオなにか印象的なのを入れた方がよかったんじゃないかとも思ったりしました。今回キャスティングには入っていませんけど、鎌足戦とか入れておいてもらえば薫、弥彦組の活躍シーンが増えて丁度よかったんじゃないかとは考えたりしましたが。

オススメ度は?

★★★★☆ ほしよっつ。観て損なし、チケット代以上に楽しめますよ!(僕は映画館のタダ券で観てきてしましましたがw。)いろいろ書きましたがなんだかんだ言って2時間19分、どっしりと飽きることなく観てましたね。カテゴリーとしてはアクション映画ですから感情的に感動するとか涙するわけではありませんけど、テンションが上がるタイプの楽しい映画時間を過ごすことができると思います。正直2時間前後編でも原作のシナリオ量から考えれば全然時間が足りないんじゃないの?と考えてはいたのですが、うまいことシナリオの切り貼りがされていてバランスがとてもよかったのが好印象でした。後編への布石も随所にみられますので原作を知っている方なら「あ、これは来月に観られるイベントなのね。」って思えるものもあったかと思います。もちろん、原作を知らない方でも充分アクション映画として楽しんで頂けること請け合いです。さあ、来月のフィナーレが楽しみですよっと。

それでは今日はこのくらいにさせて頂きます。お読み頂きましてありがとうございました。

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