2013-03-19

3月20日発売の超高級機、ライカMに注目してみた。

ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

ライカ、といえば誰でも名前くらいは聞いたことがあるであろう、カメラ界のロールスロイスです。


photo credit: Eternal-Ray FUJIFLIM X-Pro2 & XF 56mm F/1.2 R via photopin (license)

そのライカが3月20日に新発売したのが「ライカM」というそれはそれは素晴らしいボディ。他のメーカーでも上級機クラスのカメラにしか使われていない、フルサイズセンサーを搭載しているのは当然のこと、外装に使われている素材なども厳選されたまさしく一生モノにふさわしい仕上がり。

そして日本のメーカーと違って大量生産しないのが高いブランド価値を維持できているポイントなのですが、その本体価格は定価で777,000円。(これはあくまでボディだけですからね。更にレンズがないと撮影できないんですよ〜。)まさに宝石並みの価格ですね。僕はただ指をくわえて見てるだけしかできませんけど、この機種のどこに魅力を感じるかはお伝えできるのではないかと思います。

ライカM

 

 

 

 ライカの名レンズを使える数少ない機械。

 

ライカのレンズというのは歴史も長く、なかなか短い文章で善し悪しが説明できるものでもないのですが、全体を通して写りの定評は高い水準にあることは間違いありません。それらを扱える最新の公式ボディがこのライカMです。(最近はマウントアダプターっていう便利なアイテムが世にあふれていますのでこのボディでなくてもレンズを使うことはできなくはないのですが。)

ひとえにフィルム時代から続くレンズの味をデジタルで再現するために存在するのがこのボディだと言っても過言ではないでしょう。勿論、操作性も当時の感覚に近いようにデザインされていることも大事な要素です。

装着した際のマッチングはまさに往年のフィルムカメラ時代に頂上に君臨していたライカの姿そのままです。ちなみに今回のボディはオプションを使えばRマウント、というこれまで扱えなかったレンズが使えるようになっているのもファンには嬉しいポイントになっています。

 

今や珍しいレンジファインダー機という選択。

 

レンジファインダー、というのはいくつかあるメラのピントを合わせる仕組みのなかの一種類なのですが、簡単にいえば最も古くから使われているマニュアル方式です。(ファインダー内の中心に小さく一カ所、ピントが合わせられる部分がある、という感じ。)こんなに高級な機種ですけどオートフォーカスは入っていないのです。基本は全て自分でやらなきゃいけません。だけど、それが良いのです!

近い感覚だと、よく自動車に凝る方の趣味が高じてくると昔のクラシックカーに行き着いたりするじゃないですか。あれに似ていると思って頂ければわかりやすいと思います。じっくりと微調整しながらピントを合わせて写真を撮るのがよいのです。だから速写は苦手です。動きの激しい被写体は難しいです。それでも、それが良いのです!(大事なことですので繰り返してみました。)

 

フルサイズの中では手頃な大きさ。

 

先に書いたレンジファインダーの特徴によるところが大きいのですが、カメラ本体にミラー機構やらペンタプリズムのような大掛かりな部品が必要ない分だけボディは薄く軽くできやすいメリットがあります。通常のフルサイズAF機だと本体重量だけで約1kgほどあるものなのですが、このライカMはその半分近い680g。(ズームレンズがほとんどないはずなのでかわりにレンズを多く持つ必要はあるのですが…。それでも普段は1〜2本持っていれば大丈夫なヒトが多いのじゃないかと予想しています。)

 

このライカMをもしも買えるだけの予算があったとしても、僕はきっと違う構成を考えてしまうと思うのです。D800Eと大三元レンズとか持った方がより使い道がしっかりとしているとか考えてしまいますね。

でもそういうことを考えているうちはまだライカを持つのは早いのでしょう。いろいろな経験をしていった果てにあるカメラなんだろうなあ、と夢見ておくのに今は丁度よいのかもしれません。今日のところはこのくらいで。

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