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P3 劇場版 #4 Winter of Rebirth 観てきたレポート。

ようこそ。Avenir.infをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

ペルソナ3、といえばアトラスが放つ人気ロールプレイングゲームシリーズのひとつですが、その内容が映画になって劇場版が最初に公開されたのが2013年。それから3年の間に春、夏、秋になぞらえて3作品がつくられてきたのですが、昨日公開された4作目にして完結篇-Winter of Rebirth-を観てきましたのでその感想などを少し書いてみようと思います。
P3M

季節は冬から春に。

この劇場版は原作のゲームに触れて、シナリオがどうなるかを知ったうえで観に来ているヒトが多いんじゃないかと。その上で4作目でもありますからある程度の情報がある前提でのハナシをするんですけど、最終章はシナリオの一番展開の激しい12月から始まります。もともとこの劇場版のプロジェクトが始まったときは、3部作で完結という内容だったはずなんです。(3作目の公開終了後に続編決定のお知らせがあったんですが。)で、3作目「#3 Falling Down」の時は正直かなりシナリオの詰め込み感が激しくてダイジェストっぽい雰囲気もあったんですけど、そこで時間を詰めた分、今作では冬から春にかけてじっくりと丁寧に描けていたんじゃないかと思います。

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結城理は成長していく。

全編を通して1年の時間を描いたこの作品。僕が好きなのは主人公の成長していく姿を魅せることがうまいことだと思います。第1章では周りに対して全く興味を持たない暗い少年であった結城理(ゆうき まこと)が転校してきた学園を舞台に起こる奇怪な事件をきっかけに出会った仲間との交流や、様々な難局を乗り越えていくことによって次第に人間的に成長していく様を第2章、第3章とちょっとずつ時間をかけて描いているんですが、この「ちょっとずつ」っていうのが多感な時期の高校生を自然に表現できていてよいです。
今作の第4章ではその成長が最終局面で大きな決断をする際に生きてくることになります。その決断でどんなフィナーレを迎えるのか。もちろん、元々のゲームのシナリオを知っているヒトからすればオチは知っている前提かもしれませんけど、ペルソナ3のエンディングってちょっと物議を醸す内容でもあったので「劇場版ってゲームと同じ結末なの?」っていう疑問もあると思います。ここではネタバレは書きませんので実際に劇場に足を運んでいただきたいのですが、個人的には満足です。
作中何度か出てくる「命の価値」という言葉と選択。17歳の少年にはとてつもなく重いテーマではあるのですが、彼を取り巻く環境が彼自身を大きく成長させてきたからこそ出せた決断、っていう感じがよく出ていると思います。

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キャラクターのデザインに惚れる。

今回の劇場版のスタッフに入っているキャラクターデザイン担当は渡部圭祐さん。スタジオへらくれすのリーダーにして多くのアニメの作画を手がける現在の凄腕アニメーターのひとり。「星界の紋章」を代表作に作画に携わった作品は数多。アニメ版ペルソナ4の方にも参加されています。そして元々の原作のゲームでのキャラクターデザインはアトラスではおなじみの副島成記さん。金子一馬さんの後を継ぐっていうわけでもないんでしょうけど、あのポジションで絵を描くっていうことは楽しいだけでは務まらないよなあ、なんか考えてみたりしますけどw。まあ、このあたりのことは僕自身がそんなに詳しいわけではないです。要はキャラのデザインが僕のストライクゾーンど真ん中です、ってことを言いたいわけです。

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ペルソナシリーズはアトラスのなかでも元々はジュブナイル向けに作られていたこともあって、高校生ぐらいの年代のキャラクターが多いです。全体を通してではあるんですけど、その時代に見合った今風のキャラクターを等身大に描くことがとてもうまいと思うんです。これは今度発売されるペルソナ5のキャラクターもキレがあって好きなのでしばらくは続きますね。

基本、僕のスタンスは(なんのスタンスだ?)美鶴派なんですけど(喜んで処刑されますw。)、意外も意外。劇場版は全体通してゆかりの出来が良いんですね。見せ方が段々うまくなってきているような。ゲーム版よりもセクシー度が高いんじゃないかと思います。こっちも捨て難い魅力があります。
そういう美女の魅力を振り切って今作、というかこの劇場版全体を通して良くできていたのはラストカット付近の結城くんですね。ああいう彩色でキレイに仕上げてきたのは素晴らしいの一言。あそこでテンションをMAXにするために、序盤は雪のシーンが多めでモノトーンな展開からの最後に「そこ」にたどり着く。っていう流れにしたかったのかな。あのシーンだけもう一回みたいから劇場に足を運んでもいいんじゃないかとさえ思えましたよ。

その他いろいろ

・相変わらずの安定した豪華声優陣。残念ながら鬼籍に入られた田の中勇さんのサンプリングボイスを聞ける貴重な作品ともなってきました。
・第1章で暴走したタナトスの再出現のシーンはちょっと感動します。
・安心して下さい。エリザベスのお約束のネタはちゃんとおさえてあります。
・まあ、石田彰無双であることは否めない。

と、いうことでちょっと書くつもりがいろいろと長いこと書いてしまいましたが個人的には良作。原作を知っているんでしたら楽しんでいただけること請け合いですよ。円盤買って楽しむのも大事だけど、大きなスクリーンで観られるうちに観劇しておいて損はない!と思える一本でした。よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci ♪

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