最近話題のAppleWatch SERIES 2について一筆啓上仕り候。
ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。
photo credit: hawaii Apple Watch Launch via photopin (license)
Apple製品ファンのなかでも人気がはっきりと別れるアイテムの筆頭に上がるのが「AppleWatch」だと個人的に考えています。「何に使えるのか良く分からない」とか「電池の持ちが悪すぎる」とか「他のアイテムの方がもっと使いやすい」などなど厳しい意見が多いなか、Appleは時計売上シェアの高さを背景に自信を崩していません。
かく言う僕も発売の当初からほぼ同じ意見から強烈にディスっていました。一日持つかどうか分からないバッテリーの腕時計なんぞ充電の手間ばかりかかってしょうがないし、あんな小さいディスプレイで確認できることなんか知れてますし、操作性だってものすごく悪いじゃないかと。
その上でiPhoneとペアリングしないと充分な性能を発揮できないこと、対応するサードパーティのアプリがあまり機敏な反応ができないことと、否定する要因だけは堺雅人演じるリーガルハイの古美門研介が、万全の理論武装状態で相手を完膚なきまでにに破壊して高笑いできる、まさに絶好のカモであると考えていました。ですので思いの丈を文にして書き起こしてみようと思います。別にAppleWatchに両親を奪われたとか、そういった恨みなどは特にございませんので、フラットな精神状態からのタイピングとなっております。
古美門研介方式で批判してみよう！
「あ〜んなものはナウでヤングでクールな最高のウェアラブルデバイスじゃあないんです。あれはアメリカ西海岸に住む、朝はキングサイズのハンバーガーを喰らい、昼は特大サイズのピザを喰らい、夜はTボーンステーキを喰らい、ペプシコーラとバドワイザーをガロン単位で飲む、バットマンとベースボールが大好きなちょっと陽気なアメリカ人が人生における暇つぶしの余興の一つとして楽しむ娯楽であって、近未来のマスターピースでなどはひとッつもないのです。
そもそもディスプレイ表示のレスポンスの悪さから時計としての最低限の要素さえも満足に満たしていない。基本的な時計としての機能を求めるのであれば、ちょっと銀座あたりまで足を運んでこぎれいな時計店にでも行けば良いのです。そこでは同じ程度の金額でより美しく素晴らしいオシャレでハイセンスな時計がそこかしこに並んでいて、そこではまるで有村架純のように清楚で見目麗しい店員のお姉さんと楽しく語らいながら自分にとって最高の一本を手にすることができるのです。
そこできっと彼女はこう言います。「お客様の最良の人生と一緒に時を刻んでいってくださいね。」これです！こうして「できる」人間は自分のステージを高めていくことになるのです！ヤドカリだって生き残るのは自分にあった正しい大きさの貝殻を見つけた者だけが自然の摂理で勝者となり得るのです。ですから僕にはこれを選ぶ理由が理解できません。間違えてペットボトルのフタなどを選んだ哀れで愚かなヤドカリはビーチで遊ぶ水着姿の不埒なうら若きギャルに捕まり、写真に撮られてFacebookに公開されて、飽きられたらポイです。いいですか、ポイですよ。
ッましてあんなピンポン球程度の小さいディスプレイでできる情報などどれだけ少ないものであるかは今更この場で語る必要もないことでしょう。世の中の時間に終われるビジネスマンであればそんな小さい画面でちまちまと情報を確認するヒマがあるのであれば最初っからiPhoneで見れば良いのです。ピンポン球をそんなに見たければ卓球場に行けばいいのです。
メールの受送信、インターネットでの検索、電話にSNS、これらは最初っから全部iPhoneには備わっているのです。一日に駅に止まる電車が3本しかない無人駅の寒村に住む小学3年生だって理解できる当然の理屈でいわば民意と変わりません。つまり日本国民みんなが言われるまでもなく知っている所謂常識、と置き換えても過言はないッ！
素直にiPhoneの画面を見れば良いのです。かつてその名の馳せたアメリカの天才、スティーヴ・ジョヴスの魂はそこになお生きているんです。あ〜んなものに関わって良識ある紳士淑女の貴重な時間と多額のマネーを浪費するのはどう考えても間違いであると言わざるを得ません。そんなモノが好きなのは、よっぽどのヒマ人かAppleジャンキーかお金が有り余ってどうしようもない物好きかヤドカリくらいのものだとな〜ぜお判りいただけないんでしょうか！
厳正にして良識ある裁判長におかれましてはよもや間違えることもない愚問であるかと思われます。今こうして意見を申し上げていること自体がわかりきった結論を改めて説明しているだけに過ぎず、ハマチが進化すればブリになる、といったほかに間違えようもない当たり前のことをお話しているに過ぎないのです。ハマチが進化して皇帝ペンギンになりますか？考える必要などないのです。公聴されている良識ある第三者の皆様にもきっとお判りいただけること間違いないことでしょう。こちら側の主張はこれをもって以上とさせていただきますッ！！」
はい。きっと古美門弁護士ならきっとこのくらいは言ってくれます。というか今回はこのどーでもいい長台詞を書きたくなった痙攣的な衝動だけで、PCに向かっている時間の全体の8割を占めているといって過言ではありません。
（なんか書いていた文章を読み返した結果、頭の中で再生される声がなぜか堺雅人氏ではなく若本規夫氏になっている不思議。どこで間違えたのかな..。でも結構書いちゃったし…。）
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多少?の誇張はありますが、僕が思っていたこととしては大まかに言えばそんなところでしょう。で、それでしばらくなんの食指も動かずにいたんですけどね…。
おい、なんだよこれ…。
これってまさか…
…勢い余って買ってしまいました…。
ここまで書いてなんで買った？
いや、何事もなければ特に買うこともなかったはずなんですけど、使っていなかったMacをじゃんぱらに売りにいったら思ったよりも高く買い取っていただけたので予想外の収入が入ってきまして…。
Apple縛りで「わらしべ長者」式に何か転がして買うならどれにするかと考えた結果のAppleWatchなのであります。
もちろん、それだけが理由ではないんですけど、series2になって多少機能面の改善も見られるようですし、今月中に使えるようになるといわれるSuicaの機能が楽しみだったりします。それと皆さんが便利とおっしゃるLINEやメールの通知確認。この辺りも一回ちゃんと使って見たかったんですよね。
結局、きちんと使った上であれやこれやと意見を言わないとフェアじゃありませんからね。いっぺんはきっちりと使ってみて面白ければそれでいいし、ダメならダメで今後の商品に期待するだけの話であります。固定概念だけでダメだと決めつけるのは一番良くない考え方ですから、しばらくは楽しんで使ってみようと思っております。
サイズは一般的に男性向けが42mm、女性向けが38mmとされているようですが特に決まりもないようです。とはいえあまり目立つ大きさなのも好きではないし、細かいことをするつもりもないので38mmの方を選択しまして、スポーツモデルは金属部分の仕上げがどうしても好みではなかったのでステンレスモデルにしました。
一応、付け替えすることもできますから運動用にスポーツバンドと、普段使い用にサドルブラウンクラシックバンドの2本体制で。そこそこ良いお値段がしましたけど、細かいことは気にしな〜い…。気にしない…?
数日使ってみて。
まあ、この2、３日使って見ただけですのでまだまだ便利だとか日常に溶け込むとか、そういった状況ではないんですけど、確かに通知の確認は便利かなあ。メール開けてちょいと内容をチェックするのは快適かもしれません。未読を貯める前にバンバン消化できます。
仕事の都合上、実は一日中装着できている訳ではないので、電池の持ちに関しては全く判断の基準になることはないと思います。実際に着けているのは半日弱ですので電池がなくなる、といったことはないですけどね。
Twitterを見ることはできるけどそれほど快適ではないですし、写真もこれで見ることはまずないでしょう。
あ、でもInstaglamとかしっかりとやっている人なんかは「いいね！」のチェックがしやすいかもしれないですよ。
というか、これって単体でずっとカチャカチャやってるモノじゃないとは感じました。AppleWatchだけ触って「あれができない」「これができない」っていうのはお門違いな評価になるのかなあ、と。
iPhoneをより快適に使うための補助ツールであって、ザクとドダイ、鰻と山椒のような関係みたいなもんですね。（ガンダムとウナギを一緒に並べる表現能力の低さには目をつぶってください…。）
なのでAppleWatchだけで○○してやる！みたいな気負いが全くない分、今のところ特に邪魔になってはいないですけど、ちょっとずつ何かしら面白い使い方が見つかってくるんじゃないかと期待している部分もあります。
まあ、しばらくは様子見になりそうですが、近いうちにコンビニレジでAppleWatchをかざしてお会計している僕がいるはずであります。
よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci ♪
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