2017-04-15

福島市にある桜の桃源郷、花見山でフォトウオークをしてきたよ。

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キサラギ@kisaragi_Virです。

久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
紀友則


「福島に桃源郷あり」という言葉を残した日本を代表する写真家、秋山庄太郎さんも絶賛した桜の名所が福島市にはあります。花見山と呼ばれる里山は個人の私有地として造園されている国内有数の公園として有名です。

以前は地元ローカルの観光スポットでしたが、近年は人気が全国区になって来ておりまして、県外からも多数の方々が観光に訪れるようになりました。




こういう観光スポットは地元民ほど足を運ぶ頻度が少なくなりがちですが場所が市街地から近くにあります。ちょっと気分が向けば気軽に足を運べますので春は僕も時折歩いてみたりしています。

シーズンの開花期間は専用の直通バスが駅から30分間隔で出ていますので、遠方からの観光の方はそちらを利用すると良いでしょう。移動時間も15分くらいで着きますので本当にあっという間に桃源郷まで到着です。


この花見山、桜がメインではあるのですが、他にも梅、レンギョウ、ボケ、モクレンなど様々な種類の樹木が咲きますので、見所の期間が長いことも一つの魅力。時期によって同じ場所でも違った風景が見られるんですね。(ただし私有地ですのでお花見で一杯、とは行かないのでご注意を。)

山、とはいえ里山でもあるのでそれほど激しい登山、というわけでもありませんから、ちょっとしたアウトドア程度の靴だけあれば特に装備は必要ないでしょう。あ。でも山の中に自動販売機はありませんから、お水やお茶は事前に買っておいた方がいいですよ。

観光ルートは全部で3つ。30分コース45分コース60分コース、でそれぞれ麓くらいまで、中腹くらいまで、頂上まで、で距離が変わってきます。頂上まで登ると傾斜がキビシイところもありますが、市内を一望できる眺めでもありますので登るなら60分コースがお勧めかと。一応、入り口で竹の杖を貸していただくこともできますから花咲爺さん感覚で借りてみるのも楽しいかも知れませんね。

天候次第では足元が悪いときもありますので、大きい荷物はちと危ない場合が考えられます。その際は入り口にある手荷物預かり所を利用すると良いです。一個100円から預かってくれます。

「個人の私有地」という前提なのですが、このあたりが年々市のサポートがしっかりとしてきているので、バスは定期的に走りますし、「ふくしま花の案内人」と呼ばれるサポートスタッフは随所にいて、わからないことがあれば気軽に質問することもできます。

花見茶屋もありますし、おかえりの際にはお土産までちゃんと買える観光スポットとして充実したものになっています。お花見がひと段落したらお団子や玉こんにゃくに舌鼓を打つのも良いでしょう。

秋山庄太郎さん所縁の場所だけあって、撮影スポットとしてもとても魅力があります。市内はもとより全国からカメラファンが押し寄せるのできっちり写真を撮りたいのであれば、オススメは午前中の早い時間のうちに訪れるのがいいです。最盛期になると桜の鑑賞会なんだかカメラの博覧会なんだかわからんくらいになりますのでw。

で、僕も今年は本日思い立ってフラっと行ってきました。このあたりも気温が上がってだいぶ開花が進んできましたし、この先の週末は天気が崩れるような雰囲気もあり。多少風が強い日が続いているので、休日でいけるタイミングはここかな、と思ったので、SONYのコンパクトデジカメRX100M3をポッケに入れて歩いてみました。

ここにあげている写真はRX100M3で撮ったものです。 もう少しスッキリと晴れてくれたらよかったんですがこの日は曇りがち。桜の時期って天気が不安定なことが多くってタイミングがばっちり合わないことの方が多いですから、あまり贅沢を言ってはいけないかな。


特に加工なんかもしてませんし、JPEG撮って出しなのですがコンパクトデジカメでもそこそこ頑張れます。重くないのでフットワークが軽くていいんですけど、こういう時にはしっかりと一眼レフを使いたいなあ、と最近はよく思うことが増えてきました。久しぶりに何か買おうかなあ。それとも富士フィルムのX100シリーズあたりだと機動性がありつつセンサーサイズが大きいからいい写真撮れそうだなあ…。


なんていうことを考えながら休日の午後を楽しませていただきました。まだしばらくは見頃が続くと思いますので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。おかえりの際は福島のお土産も買ってくださると福島人としては嬉しいです。

よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。

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