2013-07-08

映画ブロガーサミットが面白そうな話と「モネゲーム」を観てきました。

ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

ここ数日で関東地方までは梅雨が開けましたけど東北はまだもう少し雨模様が続くようで、今日も朝から降ったり止んだりの不安定なお天気でしたのでたまには気分転換に映画など観に行って参りました。

とはいえこれといって事前に情報があったわけでもありませんので、iPhoneの上映案内からちょうどよい時間にやっていて面白そうな作品を選んでみました。ということで今日観てきたのは「モネゲーム」です。でも、その前にちょっとだけ番宣を。

 「映画ブロガーサミット」に思うこと。

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photo credit: darkmatter via photopin cc
きっかけは朝起きたら雨が降っていて予定していたスケジュールがズレてしまったこともあるのですが、昨日読んでいたブログのなかで@yukke1006さんが募集を始めた「映画ブロガーサミット」なる企画がとても面白そうだなあ、という興味からでもあります。詳しくはリンクから彼の思いを読んで頂くのが一番だとは思いますが、「みんなが思う素晴らしい映画の情報を共有しよう」という考えが主旨になっているようです。

本来ならばこういったサミットに参加して直接、「この映画はここがいいんですよ〜」ってお話できるのが一番でしょうね。自分が話していることがどのくらい興味を持たれているのか、聞き手の表情の変化を見たり、あるいはその場で聞き手の方が質問して下さることもあるでしょう。そういったやり取りを楽しむとこによってお互いより高い理解を得ることができるはずです。とても素晴らしいことだと思います。

ただ、残念なことに僕はその素晴らしい集まりには多分、時間などの都合で参加することは難しいのが現実です。とはいえ、「面白い映画を観た記憶」というのはこの「ブログ」というメディアを使うことによって時と場所を選ばず共有することができます。@yukke1006さんの仰る「映画の情報共有」ですね。ここには微力ながらお役に立てることがあるかもしれません。

幸いにして僕は長い文章を書くのがキライではありませんし、そしてそれ以上に多くの人前に立って話そうとすると頭が真っ白になりやすく、とてもハナシを噛みやすいという困った特徴を持ち合わせた人間ですw。ですのでせめて前半の良い特徴の方でわずかばかりでもシェアさせて頂こうと思います。

といったことでこのブログをご覧の方で映画に一家言ある方は是非tunaguのページに足を運んでみては如何かと。

 

【速報】映画ブロガーサミット開催します!映画好きなブロガーさんや映画が好きな人も是非参加下さい! | Tunagu.

 

 

 

 

時代は変わるけど、変えたくない習慣。

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photo credit: Express Monorail via photopin cc

 

今のご時世、映画といえば別に映画館ではなくても観られます。wowowやスカパー、TSUTAYAでレンタル、そしてネットからダウンロードする。どれも格安で観られたり、自分の都合のいい時間に観られたりするとても便利な手段です。時間を有効に使うことを是とする昨今ですのでこういったやり方が多分、「無駄が無い」ということは間違いないと思います。気軽に映画に触れられるといった意味ではとても良い使い方ですね。

それでも僕はちゃんと観たい時はやはり映画館派です。もちろんスクリーンが大きいとか音響がしっかりしているとか、月並みな理由もあるのですけど(とはいうものの町の小さな映画館ですからさほど良い設備でもないのですけどねw。)絶対に譲れないのは「日常を完全に遮断できること」です。自宅で映画を観ていると何か他にやることを探しちゃう。または用事の方が向こうからやってくる。これはどうしようもない現実です。

結局、「映画を観ながら何かをした記憶」が残って内容に集中できていないわけです。その集中が切れた僅かな隙間に流れを変える大事な場面があったりしてそれを見逃している、などと思うとどうにも落ち着かないですよね。ですから「ここぞ」という時は映画を観る時間と環境を映画館に委ねた方が幸せになれると僕は思います。

 

それでは「モネゲーム」です。

 

すっかりと今日は話の枕が長くなってしまいましたがw。映画の感想など書いてみたいと思います。

舞台は英国。主演のコリン・ファース演じる有能だけど不器用な鑑定士ハリーは日頃から不当な扱いに不満を抱いて、ボスにしてメディア王のシャバンダー(アラン・リック)に一泡吹かせるべくボスの趣味である絵画を使った贋作詐欺を計画。

その贋作の持ち主として何もわからないまま担ぎ上げられたのが、アメリカのチキン工場で働きながらカウガールとして自由気ままに過ごしてきたPJ。(キャメロン・ディアス)彼女には巨額の報酬を約束して詐欺の相棒に引き入れて計画が始まります。

かくしてハリーの引いた青写真のもと詐欺計画がスタートするのですが、そこには残念なことにハリー自身の不器用さが全く計算に入っていないので、てんでうまくいかない。なんとか計画を進めるために有り金を叩いてなんとかしようとするものの、今度は肝心の相棒PJがこともあろうにシャバンダーに靡いてしまったからさあ大変。すったもんだのドタバタ劇が面白いコメディーエンターテイメントです。

 

おじさんたちの哀愁が光る作品。
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photo credit: Pete Morawski via photopin cc

主演のコリン・ファースは「英国王のスピーチ」でアカデミー主演男優賞を獲得した名優。どこかしまらない、しがないハリーの役を丁寧に演じられています。どんなに窮地に追い込まれても誇りを無くさない意地、とでもいうのでしょうか。それがもの凄く面白い味になっています。次々と計画が悪い方向に転んで行くなかでどんどんしょぼくれていくのですが、最後にある場面から一気に男を上げていきます。そこが小気味よいです。

キャメロン・ディアスに関しては言わずもがな、な映画の常連です。今年で40歳とは思えないセクシーさですね。天真爛漫なキャラクターであるPJを好演していると思います。キャスティングが全体的におじさん寄りな配置になっていたので結果として凄く自然に見えた、ということかもしれないですけど。それでもテンガロンハット似合う素敵なカウガールでしたよ。

アラン・リック演じるシャバンダーもなかなか好人物。ハリーには敵なのだけど、金と力を持つジェントルマン。決して悪いだけの男ではない設定なのですね。大人の男かくあるべし、といった魅力と同時にヌーディストという面白い味付けがされています。ハリー・ポッターのシリーズで演技されていたみたいのですが僕は観たことがなかったかなあ。

 

ドタバタ喜劇として面白かった!

映画の始まりにちょっとしたアニメーションが流れるのですが、そこでこれか起こる出来事が簡単に説明されているんですね。ですからこの先どんな展開になるのかはある程度想像がつくのです。ただ、ハリーが描いた計画の最後はきっと誰もの予想を裏切る思わぬ結果となっていて、僕も「え、じゃあどこからそのつもりだったの?」ってもう一度振り返りたくなる作品でした。

なかでも、主な舞台に使われている高級ホテル「サヴォイ・ホテル」内でのハリーとホテル側のフロントマンの掛け合いのシーンは必見です。見栄を張るハリーとそれを訝しむホテル側の面々は是非実際に画面で確認してくださいw。

それとライバルの鑑定士を演じたスタンリー・トゥッチ。どこかで観たことがあると思ったら「プラダを着た悪魔」のデザイナー役をやってた人だったんですねえ。あまりのアヤシさに存在だけでおかしくなるのですが見事な怪演といえるでしょう。

約1時間30分。久しぶりにお腹を抱えて笑って帰路につきました。たまにはこういう日があってもいいですね。といったことで今日はすっかりと長くなってしまいましたがこのくらいで。お読み頂きましてありがとうございました。

 

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