喫煙する習慣と休息する習慣。時間の使い方を考えたはなし。
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キサラギ@kisaragi_Virです。
最近、身の回りで「どうやってタバコを辞めましたか?」という話になったことがありました。なかなか付いた習慣は抜けないよね、といったことをいろいろ話しているうちに気がついたり思ったりしたことがあったのでその事を少しばかり書いてみようかと思います。
まずは喫煙に対する僕のスタンス。
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ここ数年は喫煙をする方にとってはなにかと窮屈な環境になっている場所が多い事でしょう。公共機関はほとんどダメですし職場だって今やドンドン喫煙スペースが無くなっているところが多いはず。
僕自身も以前は喫煙していた時期がありますので、仕事が煮詰まってしまってどうにもならない時の一服や、身に覚えのないクレームがついたりしてイライラする時、喫茶店で時間潰しなどしている時にはよくお世話になりました。
辞めてしまって随分経つので今となっては何故にそれでストレスが発散できていたのかというと不思議ではあるのですけど、その時は紛れも無くそれで気分がいくらか落ち着く、ということは実感していたのです。
ですから自分のなかで健康に害があることを踏まえた上でなお、喫煙する分には本人の自由じゃないかと思う部分が大きいです。もちろん、受動喫煙のように周りに迷惑がかかるのは論外ですよ。食事の場でも控えるのが本来はマナーでしょう。吸える場所をわきまえて喫煙できることと吸殻の処理をキレイにして頂ければ、僕は不快になることはありません。
一本に火を着ける。5分から10分その場でリラックスしながら弛緩していれば八方塞がりな状況も少しは冷静に見る事ができるでしょうし、入り組んだ話を切り出す順番だって落ち着いて考えられます。
しかし周りからは「何も無くたってできるだろう」というツッコミをよく頂いていまして、当時は何故それができないのかよくわからなかったのですが、今にして思うと「休むタイミングがヘタ」だったんじゃないかと気がついたりしました。
辞めるなら小休止、が大事じゃないかと。
photo credit: Nomadic Lass via photopin cc
結論から言ってしまうと、タバコを吸わなくても冷静に物事は見れますし、話す順番に迷うこともないわけです。ただ、仕事をしている時間に関して言えば、ノンストップで長時間業務をしているといつの間にか休むべきタイミングを失っていることが僕は多かったのです。つまり「Aの案件」から「Bの案件」に切り替えなしで流れていこうとする僅かなタイミング。ここでしている「喫煙」が「小休止」とイコールになって習慣化していったのではないかと。
いつからか「小休止して落ち着く」が「喫煙すると落ち着く」に置き換わったわけですね。ですからもしも辞めたい意思があって僕と同じようなルーチンになっている方がいらっしゃるとすれば、まずは立ち止まる時間を多めに作ってみるとよいのかもしれません。書類の束を抱えたままあっちこっちと行き来する前にイスに座って落ち着いてみると思っているよりもスマートに仕事ができるかも、しれませんよ。
それとちなみにコストを考えてみました。近年のタバコ値上げの話はなんとなく聞いていたのですが、よくよく考えて計算するとかなり良い金額になるんですね。人気がありそうな銘柄だと一箱あたり440円くらいするのが多いです。仮に一日一箱、と単純に計算して一年で考えれば160,600円。もうちょい出せばMac Book Proの13インチのいい方に手が届いてしまう訳です。旅行に行くにしたって結構いいとこに行けると思いますよ。そういう方向に投資してみるように考えるのもありかと。
ここまで書いて、ひっくり返しますけど。
photo credit: Thomas Hawk via photopin cc
僕はもう、日常生活で喫煙することはないかとは思うのです。ただ最近になって「そういえばまだ、シガーバーって行ったことないなあ…。」とぼんやり行ったことの無い場所に対する憧れみたいなものがあるのに気がつきました。ジャズが掛かった薄暗いバーでウィスキーを少しだけ飲みながらじっくりと葉巻を吹かす…なんて素敵な大人の嗜みじゃあありませんか。一度だけでいいから行ってみたい気がするんですよねえ。たぶん似合わないけどw。
アイキャッチに使った銭形警部なんかもそうなんですけど、タバコが似合うおっさんが世の中からどんどんいなくなってしまうのもなんか一抹の寂しさみたいなものがありましてこんな記事を書いてみました。
なんか初心者向けの優しいシガーバーの情報など探してみようかと考えてしまう今日このごろ。
そんなところで今日はこのあたりで。お読み頂きましてありがとうございました。
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