2015-09-05

鉛筆描き風にラクガキしてみよう。 #5 西川貴教さんに挑戦

ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。
あいも変わらず暇を見つけては鉛筆でカリカリとラクガキをしているわけですけど、たまにはちょっと背伸びしてデジタルペイントっぽいことをやってみたくなったので挑戦してみました。

とはいえ、こういう挑戦自体は既に何度か手をだしてみて、実はうまくいかずにぶん投げていたんです。試行錯誤した結果、最近ようやく思った感じの絵に落ち着いてきたので「うまくいかなかったポイント」を含めてご紹介してみようかと思います。

これだけあれば大丈夫。使用している機材です。

  • 紙とペン(これはなんでもよし)
  • スキャナ(iPhoneで撮ってもよし)
  • パソコン(Photoshopで明るさとサイズをちょっとだけ修正します)
  • iPad  (これで一気に塗ります)
  • Procreate (彩色に使っているアプリです)
  • dropbox (パソコンとiPadのデータ移動にあれば便利ていど)

「紙に書いた絵を、PCに取り込んで、ほどよく加工したあと、iPadに送って塗る」
ざっくりとした流れはこれだけです。というかこれまでは紙にガリガリ描いて満足していただけなのでこういう仕組みを用意するまでは考えていなかったんですけど、他の方が綺麗に描いているのをみていると一回はちゃんとやってみたくなりまして。

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特になにも変わったことはないんですが、彩色用に使っているiOSアプリは「Procreate」。これを見つけたことが、ペイントに挑戦しようと思ったきっかけにして挫折したポイントでもあるんです。使っているのを最初に見つけたのはブログ「ヨッセンス」のヨスさんの記事で、レイヤーで重ねて彩色できるのが良いなあ。と感じたことと、もともとイラストレーターをかじっていた時期があって、塗り方の構造としては理解していたからそれほど難しくはないかな、と思い購入しました。
レイヤーって何? →デジタルイラストの着色で必須の「神機能」 | ヨッセンス

確かに彩色自体はとても扱いやすアプリで、塗り心地といい、色の扱いやすさといいとても快適。最初にちょっと試した感じだと「おー。すごいすごい。これは使えるのではっ!」と思ったのですぐにモノになるかと予想していたのですが、僕が思っていたよりも割と早い段階で躓くことになります。

タッチペンが超絶に苦手。

まさにここに尽きます。僕の場合よく迷うので、主線が一発で決まらないのでとにかく修正しながら描いていくことが多いんです。 ですから取り込んだ下絵から主線を拾う作業にかかる時間がどうしても長くなるんですけど、これをタッチペンでやろうとすると、触ったところと反応する場所の誤差が気になることが多いんです。慣れれば違うのかとも思ったんですけど、どうにも相性が合わないんです。

ミリ単位なのでそんなにズレるわけではないんですが「気になる→直す→気になる→直す→あああああ!」となるまでにそれほど長い時間はかかりませんでした。 もともと紙に描いているときは結構集中してやっているんで、それと同じことをしようとするから無理があるのかもしれませんが。 かくしてしばらくの間、Procreate自体をお蔵入りにしていたのですけど、なにか良い方法がないかなあ、と漠然とは考えていました。

そんななか、次に参考にすべく見つけたのがブログ「タムカイズム」のタムカイさんが以前に紹介していた技法で、もともとの下絵を生かして塗っていくやり方でこれなら鉛筆描きの質感を残しながら仕上げられそうに感じられたので再度挑戦してみました。 初めての人にもオススメ、手描きのイラストをiPadで気軽に色を塗って仕上げるための手順とアプリ

実際にやってみたらこうなった。

これならば塗りの部分だけをProcreateで専念すれば大丈夫なので、指先の感覚だけで仕上げられるのでものすごく快適。アプリのスケッチツールを使うことは捨てます。ひたすらエアーブラシでシュッシュと吹きつけるように描いていけばOK。多少ブラシを使うくらいですね。ということでやってみた流れをちゃちゃっと絵にしてみますと…

T.M.Revolution

鉛筆で描いた絵をScanSnapで取り込んでみたのがこれ。

鉛筆はずっとステッドラーを使ってます。HBくらいから描き始めてだんだん4Bくらいまで濃くしていくような感じで。細かいところはFとか使います。(合っているのかどうかは知らないですw。)紙は最近ケント紙などを使い始めました。紙の凹凸が少ないのでとても描きやすくて良いですね。

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Procreateでレイヤーを重ねて塗っていきます

レイヤーを作って部分ごとに塗り分けていく感じですね。それぞれのレイヤーは乗算で重ねていきます。最初のうちはごっちゃに塗ってしまったりしたましたけど、少しやっていくうちに慣れてきました。ここでこれでもかとばかりにエアブラシを指で連打していきます。髪の発色にはブラシを使ってグラデーションを出しています。

T.M.revolution-2

塗り終わったのがこちら。手描きの風合いが残ってよい感じの仕上がりに。

手描きでこのくらいまで描ければいまのところは満足かなあ。いやいや、ここで満足しては進化できないぞっ、と思ってみたりですがw。しばらくはこの方法でいろいろ描いてみようと考えてます。

余談ですが、どうして西川ちゃんかというと、明日ライブに行くからなんですけどねw。まあ、楽しんできます。そんなこんなで。

天

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よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci ♪

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