2017-05-17

T.M.R. 埼玉での20th記念ライブレポ。嬉しいサプライズありで最高。

ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

先に結論から書いてしまいますが、最高でした。最高すぎてこの数日間は日常生活を呆然として過ごしたほどに最高で、あの数時間の出来事は本当にこの世で起きたことなのかと未だに信じられません。夢のような時間とはこういう時のことをいうのでしょう。

2016年で20周年のメモリアルイヤーを迎えたT.M.Revolutionこと西川貴教さん(以下、兄貴と呼ばせて頂きます。)の記念ライブツアー「Route20」。去年から日本全国各都道府県を回るパワフルなライブを行っておりましたが、その最終地点として選ばれたのが「さいたまアリーナ」。LIVE REVOLUTION’17 20TH ANNIVERSARY FINAL、というライブが2日間に渡って行われました。

これまでは地方のそれほど大きくはない会場でのライブが多かったのですが、(これは西川さん自身がご幼少の頃の地元、滋賀でもあまり音楽イベントがなかったことに起因していて、地方の方にも音楽を届けたい、と言う思いからローカルな会場を選ぶことが多いそうです。)最後の2日間、20周年の最後の1日と21周年の最初の1日は特大サイズの会場でみんなと一緒に過ごしたい、と実に兄貴らしいお考えでございます。



当日までにやっていたこと。

僕はファンクラブ枠で事前にチケットを取っていましたが、正直たまアリって無茶苦茶に広いから端っこの席とかだったら悲しいかなあ…。くらいには思っていたのですが、いざ当たったチケットはアリーナ席!どのようにセットが組まれるかは当日までわかりませんけど、とりあえずかなり近い席にはなりそうだったので一安心。

とはいえ流石に数万人を動員するライブだけあって、たまアリ付近のホテルは壊滅的に取れなかったですね。随分探したんですけど最終的には埼京線沿いの都内で落ち着くことになります。たまアリの最寄り駅まで約25分くらい。悪くはなかったかなあ。

さて、地方民の僕がバスでのっそりと関東まで出てきた当日は残念ながらの雨模様。他にも色々と予定はあったんですけど、アレヤコレヤと変更になったりしていて、それでも16時のライブ会場開幕だけは絶対にブレてはいけないイベントなので、そこに向けて細々したことをやっつけながらの会場入りとなりました。北与野駅から会場入りでしたが、道もわかりやすいし屋根がある遊歩道なので濡れずに行けてよかった。

本当だったら物販にも並びたいところではあったのですが、さすがにそれに並ぶべく時間を前倒しで会場入りすると、他の予定が全く消化できなくなるので今回は泣く泣く見送ることにしたんですけど、グッズも良さげなの多かったなあ…。

会場入り〜開演

入場してまずは花束の数々がすごい。「芸人」西川貴教の才能を見出したダウンタウンの浜田さん、松本さんを皮切りに演歌界からは小林幸子さん、アスリート系ロッカーといえばのB’zの稲葉浩志さん、作曲でお世話になっております浅倉大介さん、共演で話題になった水樹奈々さん、元SOPHIA、松岡充さんからも届いておりましたね。後輩の土屋礼央さん、共演の仲からか、ももいろクローバーZ。あとは元嫁からもw。書ききれないほどたくさんの関係者さんたちの名前が。まあ豪華絢爛な花束がお出迎えでございます。

ほええ。と思いながらもトボトボ歩いてアリーナ席への入り口を目指します。200レベル?300レベル?そうじゃない、アリーナ席なんだよ僕は。矢印の看板に従って会場への扉をくぐります。…広い。ざわざわとしたホワイトノイズ。開放感のある特大の空間。ライブ会場特有の空気感と共に360度ぐるりで人がつぶつぶみたいにみっしりと詰まっていて「ああ、着いた…。」という感覚になりました。

会場は当然ですけど一番奥にステージが。その前に十字に作られた花道がありました。当然正面のステージに近い方が有利ということはあるとは思いますが、この花道付近も見応え十分な期待値高めのポイントで、僕の席はアリーナCブロック。その花道の先端部分から約10mくらいのかなり良い席が当たっておりました。この時点で既にテンションがおかしなことになっております。

のちのち振り返って見ると、たぶん席としては花道の交差する中央あたりにいた方が大当たりですね。ライブ全体を通して動きが激しかったので一概に最前列が最高なのかというと、どうもそうでもない感じがいたしました。

会場に入って間も無く、天才てれびくんYOUでもおなじみのマーヴェラス西川による会場での注意に関する場内案内が音声放送されて笑えます。これまでも新幹線は窓側派苺と焼きトマトが好物ベンチプレスは85kgを上げます、などのとても国営放送でするような内容でもない誰特情報を投下してくるスタイルの芸で攻めてます。このひとほんとにいろんな武器を持ってるなあ。

かくして舞台の幕は上げられた

16時開場、17時開演となったその舞台は衝撃の幕開けから始まることになりました。最初の選曲が「Preserved Roses」普段のライブだとかなり終盤の方で入れられることが多い曲です。のっけから飛ばしてくるなあ、と思ったのもつかの間。目の前の花道に赤いドレスを着た女性が見えるではありませんか。最初はダンサーさん?なんて思ったし、中には兄貴が女装して現れた?なんて思った方もいらっしゃったようですがw。

十字の花道の左側にはド派手な金色の衣装に身を包んだ兄貴が、そして右側にいるその女性はなんと水樹奈々さんではありませんか!いきなりのシークレットゲスト登場にして最初の曲から豪華デュエットなわけです。テンションぶち上がりで最初っからアドレナリンがダダ漏れです。続いて当然ながら流れとして「革命デュアリズム」もはや通常のライブだと終盤のノリが既にここできてしまっているんです。ここまで約15分くらいなのに。

まさかのこの2曲のためにスタンバってくれていた水樹奈々様に感謝しながらもここから一気に怒涛の展開となります。
3曲目は「夢幻の孤光」渋いところから持ってきました。ignited-イグナイテッド-のカップリングから。これ、後から調べたらT.M.Revolutionとしての20枚目のシングルからのカップリングで選んだ…?ちょっと考えすぎでしょうかw。
4曲目「Zips」僕史上で最も好きクラスなのがこれ。ガンダムコラボでいろいろやってた時期の音楽。
5曲目「魔弾~Der Freischutz~」疾走感のあるナンバーが続きます。
6曲目「LOVE SAVER」はい、ファン人気ダントツのラブセがここで登場 !早くないか…?

通称「殺人メニュー」のコーナーですね。のっけから殺しにかかってますw。


ここで一回お色直しの時間となります。そして今回の一番の山がこの後にくるのです…。

ついに、ついに生で聴くことができました!

いつのまにか花道の中央には京都交響楽団の楽団員さんが上がっておりまして、ここからは生オケによる演奏となるのですが、まさか、まさかのTMR-e復活がこの瞬間から始まるのです。事前に発売されていたベストDVDにも、今回が初となるTMR-e時代のPVが収録されていることや、事前のラジオなんかでも「TMR-e、やるのかどうか問題」っていうのがあって、「いきなりやるといろんなところから怒られるw」と兄貴自身も発言していたようですが、満を辞しての登場となりました。花道中央のセリがグイッと開いてからの兄貴再登場。先ほどまでとは雰囲気が変わり白と黒の二色で半々になったスーツっぽい衣装。遠くからでも見えるキラキラは多分スワロフスキーかなんかなんだろうなあ。スポットライトの光を反射してとても綺麗に輝いていました。

まずはステージの左側へ。オブジェクトに炎が点り7曲目「陽炎-KAGEROH-」発売から17年、前回に歌ってから実に6年ぶり、ファンでも生で聴けることは滅多にない名曲にしばし放心します。ここは静かに聴くとこですよ〜。
続いて8曲目「月虹-GEKKOH-」これは花道右側で。陽炎に炎に対してこっちはドライアイスによるクールな雰囲気。青いスポットライトに照らされた兄貴の衣装が実に美しく映えて見えます。
そして9曲目「雪幻-winret dust-」TMR-eのこの三部作の中では僕はこれが一番好きなのですが、ちょうどこの曲の時に目の前の花道に兄貴が降臨されました。その距離にして10mちょい。もはや兄貴の表情も、衣装も全て肉眼に納めることができました。ありがとう。本当にありがとう。今年の運をここで使い切ってしまったとしても最早本望なのです。
そして目の前でしっとりと歌い上げられる雪幻は最高でした。途中から演出でシャボンみたいな雪がステージ上から降ってきて、ちょうどアリーナ席あたりがさながら冬のように。スポットライトに照らされた雪の儚さといったら…。感無量です。

というかこの3曲に関しては今までリメイクなどでもいじっていることがないはずですので、今の兄貴の歌い方だとこうなる、っていうのをまざまざと見せつけられた、本当に進化していることを印象付けられました。

夢のような3曲を終えると再び花道の中央へ。またパカっとステージが開いてTMR-e編はここまで。この時点で既にチケット代ぶんは聴いた価値があってお釣りも出るレベルなんですが、さらにここから攻めていきます。

さらに踊るよ!キレッキレにね!

ステージ中央での大型ディスプレイがググッと動いてこれまでのステージ上映から何やらスピーカーのように変化します。はい、ここからはEDMリミックス、ダンスコーナーです。先日行われた東京ガールズショー(TGC)でも使われた音源なのかなあ。先ほどのオーケストラから一変、今度はダンサーさんがたくさんいるよ。みんなで白い衣装揃え、キレッキレに踊ります。
10曲目「WHITE BREATH」いつもとノリが違って新鮮で良いです。
11曲目「青い霹靂」花道を所狭しと踊り歌う兄貴、勢いが止まらないっす。
12曲目「WILD RUSH」ありがとうございます。サビのところで最接近して見られました。
13曲目「HIGH PRESSURE」ここで花道中央の舞台がせり上がって回転します。金かかってんな今回…。
14曲目「HOT LIMIT」定番のお前ら踊れんだろ!のコースですねw。

ダンスの後はスタンダードなバンドモードに移行します。ここでメンバーによるソロパートが入ってギアの切り替えが。


15曲目「とっておきのおはなし〜新説恋愛進化論〜」これをここで入れてくるかあ。確実にファン心理を読んでますねえ…。
16曲目「Albireo-アルビレオ-」ここでの見所はやはりゴンドラ。花道に出現したゴンドラで兄貴が会場上空を一周しました。これは200レベルくらいの席から見たらきっと最高でしょうね。その辺りの配慮をしているんだとしたら実に兄貴らしいです。
僕がいるCブロック上空も通過していただきました。なんという一体感でしょう。
歌い終わりの時に、ちょうど僕がいる中央の花道先端にいた兄貴はそこから正面ステージまでクラウチングスタートからのダッシュ。なにこの人の体力。末恐ろしいんですけど…。

MC〜クライマックスへ

多分この辺りでMCが入ったはずです。というか今回はMCまでの道のりが長い長いw。いつもの地方公演だと割とどーでもいい内容のMCをだらりとやるか、ご当地キャラを心ゆくまでいじり倒すのが定番。今回は記念のライブだし何か特別なメッセージがあるのかな、と思っていたら、安定の下ネタトークでしたw。「玉が」「竿が」と宣っておりましたのでTVカメラが入っているんだけどここは使われるのかなあ…。まあ、観にきたファンだけの特典ですね。

「せっかくだし、あれも食べたい、これも飲みたい。いろいろ詰め込んだらヒドいことになりました…。」などどおっしゃっておりましたが本当にここまでの流れが壮絶すぎる。奈々様コラボ→殺人メニュー→TMR-e再生→EDMダンス→舞台が上がってグルグルからのゴンドラで会場一周ってどんだけのコンボなんですか。しかもまだ続くんですよこれ…。

17曲目「UTAGE」ここからは通称「BASARAセット」です。
18曲目「crosswise」このあたりの楽曲はRe:boot版が安定してきましたね。
19曲目「SWORD SUMMIT」ハズレなしのメドレーっす。

20曲目「DOUBLE DEAL」BASARAメドレーからの締めはやっぱりこれですね。パンチのある声量があってはじめて命が宿るこの曲はやはり兄貴に似合いますねえ。そしてステージは炎がバンバン燃え盛ります。


ここで2回目のMC。ここでのトークがテレビのワイドショーでも放送された部分ですね。勝手に裸になっていきなり逆ギレする、っていうネタから入り乳首トークでおふざけかなあ、と思っていたら後半はこの20年の思いに対するトークでしんみりしちゃいました。そうね。なんだかんだで僕も相当長いお付き合いだから感慨もひとしおですねえ。ウルっとしちゃいました。

そして最後は。

21曲目「HEART OF SWORD」本編の締めとしてはこれ以外に何があるでしょう。

記憶が曖昧なんですけど、この辺りで会場に金テープと銀テープがドッカーンとばらまかれたはずです。もちろんちゃんと取ったんですけど「全部銀テープ…。」と思って隣を見たらそっちの人がなぜが全部金テープでお互いに利害が一致したので交換してもらいました。その時の隣の人、ありがとうございました!(ここで改めてお礼をしておきたくなったので。)

ここまでがコースメニューとしては全てです。でももちろんあるよね、っていうことでさらに続きます!

 

Encore

ここでのMC。西川さんの祖父に対する思いのおはなしが。ライブの当日に雨が降ると「おじいさんが観にきている」ってよくおっしゃるんですけど、音楽の道を志すきっかけになったのもおじいさんの影響が大きいというのを観たことがありますから、そういう思いを胸に抱いてステージに立ち続ける姿ってとても素敵ですね。

22曲目「RAIMEI」さらにテンションアップ!ライブ映えするいい曲だよなあ。
23曲目「VITAL BURNER」おおお、ここでこれを持ってきますか!
24曲目「CHASE/THE THRILL」はい!みんなでタオルをブンブン回しましょ〜!

Double Encore

ここまで約3時間。最後のMCです。最近話題になることが多い「なぜ、そこまで体を鍛えるか?」っていうことに対するアンサーを用意しておられました。「最高のパフォーマンス、最高の歌をお届けするために。」と。本当にそうですね。ここまでトップギアで突き進んでこれる体力、歌のクオリティ。ストイックな体づくりの上に成り立っているもので、それは一朝一夕にできるものじゃあないんだよね。そして楽しかった時間も次の曲で最後。ホント、あっという間だったなあ。

25曲目「LIGHT MY FIRE」

ありがとうございます。もうね、これで締めてもらったら何もいうことないっす。

ED:The edge of Heaven & Revolution この曲と共にお別れの時を迎えてしまいました…。名残惜しいですねえ。

ということで17時から20時まで、3時間に渡る圧巻のライブを堪能してまいりました。入場する時には降っていた雨も、会場を出る頃にはすっかりと上がっておりました。西川さんのおじいさんもきっと無事にお帰りになったんでしょうね。
今年からは21年目の新たなスタートを切ることになった兄貴の今後の活躍にも期待しています。とはいえ今年はツアーがないみたいですから次のイベントは秋のイナズマロックフェスまでしばしお預け、という感じかなあ。
(まだ行ったことがないので一度は行きたいんですけど、正直東北からだとさすがに滋賀は遠すぎるんだよね…。)

翌朝起きたら普通に筋肉痛でしたw。完全燃焼はしたのでやりきった達成感はあります。でももし2Days参戦するつもりだったら厳しいと思うのでもう少し鍛えておかないといけないかなあ。歌い手さんが鍛えてくるんだから、聞き手がわもそれに応えるだけの応援をするのが当然の礼儀ですしね。もし今度のライブで2Days行けます、なんていうことがあった時に備えておかねば。

せっかくメモリアルなライブに行ってきたし、いろいろと楽しいことが多かったので記録として書きました。今回は日本テレビさんが主催なので、いずれ放送されることがあるのでしょうから、当日参加できなかったファンの方はそちらを楽しみにするのも良いかもしれません。


最後にひとこと。「今回のライブの円盤、早く売ってください!」

ご静聴、ありがとうございました。
よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。

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