2017-12-15

世界遺産の地、奥州平泉を季節外れなりに楽しんでみました。

ようこそ。Avenir.infをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

とりわきて 心もしみて冴えぞわたる 衣河見にきたる 今日しも
西行法師

最近はお仕事の都合であちこちとプチ転勤みたいなことを繰り返しているのですが、少し前まで岩手県は盛岡市まで足を伸ばしておりました。なのでちょっと前の出来事ですけど思い出を記録としてあげておこうかと。
もともと東北の民なので寒さには強いつもりでおりましたが、なかなかどうして厳しい気温の日が多くお休みでもホテルでおとなしくしている日があるくらい。
とはいえ折角あまりきたことがない土地にいるのですから、少ないお休みの日から天気の良さそうなところを見計らって世界遺産の地、奥州平泉まで観光に行くことにしました。旅のお供はOLYMPUSのミラーレス一眼、OM-D EM1 MKⅡです。

岩手は県としてはかなり大きい面積がありますのでちょっと行こう、と思っていける距離じゃなかったりして東北本線に乗っても盛岡から平泉までは1時間ちょっとかかるんですね。
当日は早起きしてホテルの窓から天気をうかがうと天気は良いものの前夜に雪が降ったようで足元がよろしくなく、おそらく身を切るような寒さであるとこが容易に想像がついたのですが、ここを逃すとたぶん行くことができないな。といった状況でもあったので厚着して出かけることに。

最寄り駅からローカルな東北本線にがたんごとんと揺られることしばし。平泉の町はこじんまりとして落ち着きのある静かな場所でした。多分紅葉のピークに来ていたら賑わうんでしょうけど、時期外れの平泉もこれはこれでいいんじゃないかと思ってみたりしましたが。

駅を降りると観光地らしく循環バスが出ていて一日400円で乗り放題なんだそうです。(一回の乗車が150円なので何回か乗り降りするならはじめから一日フリー乗車券の方がお得です。)とりあえず凍えるほど寒いのでこの時点で長い時間を歩く気が失せていますから早々にチケットを買ってバスに乗ることに。
ちなみに愛称は「るんるん」号です。かわいい名前ですね。



雪の残る毛越寺へ。

はじめに降りたのは毛越寺(もうつうじ)。奥州藤原氏が築いた浄土庭園として有名です。前日に降った雪で足元がだいぶ悪いことと天気も良くなったり悪くなったりで客足は少なかったですね。
紅葉のいい時期に来ていたらなあ。と思ってみたりもしましたがとりあえず写真をポチポチと撮ってましたが…。頭上から定期的に雪が落ちてきてすでに全身しっとりとしてきています。

傘は…忘れました。こんな状況でもオリンパスのOM-D EM1 MkⅡなら防塵防滴なので撮影には全く支障はないのです!と胸を張っていうこともできますが、人間の方が先にやられそうなので早々に移動することにしました。最後の方だけはちょっと天気がよくなったんですけどねえ。

紅葉残る中尊寺を堪能。


続いて行ったのがメインイベントの中尊寺金色堂。地元民はあまり行かないそうです。まあ、観光名所っていうのはどこもそんな感じだとは思いますけど。

中尊寺金色堂といえば奥州藤原氏初代、藤原清衡が天治元年(1124年)に建立した国宝で約6mほどのお堂を全て金箔で装飾したことで有名な建造物です。浄土信仰の結晶で現在までその姿を留めていることはある意味で一つの奇跡じゃないかと思います。

東方見聞録で有名なマルコ・ポーロが日本には黄金で作られた建物があった。いわゆる黄金の国ジパング伝説の由来になった建物である。という説もあるのですが…。

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撮影はNGなので見てきた感想だけ言えば素人なりにもすごいことはわかります。お堂の中だけじゃなく床も柱も扉も全て金で覆われていてそれでいていやらしいことがなく荘厳でした。どれだけ技術が進化しても、人間がこれと同じものをこの先作ることがあるのか、そしてそれを悠久の長さとも言える時間の間を維持管理できるのか。建築としても素晴らしいのですけど、後世までこれを残してきたことに驚きを感じました。

のちに太閤秀吉が黄金の茶室を作ることになりますが、こちらはすでに失われているわけですからどれだけ強大な権力者が築いても時とともに形あるものいつか壊れる。その理から外れた規格外の存在がそこにはありました。
僕みたいな歴史に疎い人間でもしばし見惚れる佇まいでした。

ちなみに金色堂に収められた文化財は隣に併設された讃衡蔵(さんこうぞう)に展示されていて、拝観料を支払えばこちらも楽しむことができます。多くの仏像や藤原氏の埋葬品、経典などを見ることができますのでこちらも必ず見ておいた方がいいですよ。

ここに来て天気が多少よくなって日が射し始めました。日頃の行いでしょうか。それと毛越寺では期待できなかった紅葉が若干残っていてシャッターを切りたくなる風景が見られました。
昨日の雪がちょうど良いアクセントになって季節感のある写真を撮ることにしばし没頭することができたので、これだけでも今日来てよかったなあ。と思ってみたり。だいぶ寒いですけど推して来た甲斐があったというものです。

金色堂まではちょっとした山道を歩くことになりますが、途中にも見どころは多くて観光のピークならかなり混み合うのでしょうけど幸いにして客足も穏やかでのんびりと撮影を楽しむことができました。

藤原氏と切ってもはなせないのは武蔵坊弁慶と源義経。義経最期の地がこの平泉でもあります。ここ中尊寺金色堂にはゆかりの武蔵坊弁慶を祀った神社があったり、弁慶餅というおやつが売られていたりましした。こちらはくるみ醤油を塗った素朴なおもちで歩いた体に美味しい栄養補給になりますね。

意外とこういう施設の割には中にお蕎麦屋さんがあったりしますのでゆっくりと休みながら観光を楽しむことができるようになっていました。

難をいえば周回バスの数がそれほど多くはないので中途半端な時間に降りて来ると結構な時間待ちぼうけをくらいますが麓にはレストランも何件かありますからそっちで時間を過ごすのも良いかもしれません。

周回バスは他にも観光スポットや史跡に止まることができます。僕は最後に道の駅で降りてお土産を買って帰ってきましたが、万全な天候で時期も万全であったらさらに感動が大きかったはず。何回も来るような場所じゃないのかも、と思っていたのですが、こういう期待を残してくれて、また機会があれば足を運んでみたいなあ、と思わせたのは奥州藤原氏の功徳でしょうか。

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みなさまも岩手県に行くことがあれば、ぜひ拝観することをお勧めしますよ。

よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci

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