うっかり系のMacでのトラブル。修理に持ち込む前にやったことを書いてみたよ。
ようこそ。Scriptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。
え〜、もしも僕の記憶が正しければ、今回の事件は約12年ぶりに起きた2度目の悲しい事故であるはずです。
前回の事件の際に彼は学習しました。こんな簡単な、あまりに初歩的なミスを、まさか自分がすることになるとは。次はもっとうまくやれる、と。人間誰しも、いかなる時でも完璧、ということはありません。運命の女神は時として不慮のアクシデントを与えるものです。
ただ、世の中のには優れた才能をお持ちの方が思いのほか多いようで、こういった場合のフォローが非常にお上手でいらっしゃる。僕たち警察官が相手にしたくない犯人というのはこういった用意周到なタイプの犯罪者なのですが、どうやら、今回の貴方はそうではないようです。
そうです。つまり犯人は…あなたですね…。
思いつきで導入のとこを凝ってみましたけど、特に意味はありません。
結局、何を言いたくて書いているかというとですね。
事件発生当夜の模様
平たく言うと、愛機のMacbookがお水に濡れたとです。いや、正確には「部分的に濡れた可能性がかなり高い」っていうことになりますかね。お仕事でぐったりしてから帰ってきて、それでも上司との交渉で奪い取った「お盆期間中に有給を大量投下して夏休みのバカンスに行く権利」を少しでも良い内容にするために計画を立てていたわけですよ。水割りを飲みながら。
だいたいにおいてウィスキーの水割りなど飲むのは翌日が休みだったりして多少、気が緩んでいる時に多いんですけど、今回もその類です。
手帳に書いておいた「旅行の前にやっておくべきリスト」の行動計画をMacで具体的に組んでいって、Evernoteに落とし込む。というヘンテコな作業をしているうちに寝てしまったんですよ。(これ、手帳クラスタからすればEvernoteから手帳に落とし込むことの方が多いはずかと。ただ、出先だと手帳を頻繁に出し入れしにくい環境になりそうだったのでiPhone側に落とし込んだんですけど。)あー。今回そんなことはどーでもいいんです。
で、疲れた状態で書きものをしたりポチポチとキーボードを打っていたら、いつの間にか寝落ちしていて「ハッ」として起きたら、何故かグラスが倒れているわけですよ。何故かw。幸いにも氷が多少残っていたくらいでしたので水浸しというほどでもなかったんですけど、テーブルが濡れている状態の延長上にMacさんがおりまして、底が濡れている、と。ほら、フォアグラのソテーをおしゃれなお店でオーダーするとお皿に綺麗なソースがかかっているっていうじゃありませんか。こんな感じですよ。こっちは全っ然おしゃれじゃないし恐怖しか感じませんけど。
まあ、慌てますわね。「やっちまった〜!」という百年分の後悔(百年の孤独ではない。)と自分を6回くらい呪って、藁人形に自分の名前を書いて最寄りの電信柱に五寸釘で打ち付けてから、まずは救済措置を取り始めたわけです。
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幸い濡れていたのは底板の部分だけ。キーボード上にダイレクトにかかったわけではありませんから、壊滅的なダメージではないようです。というか全く普通に動いているので「ひょっとすると何でもないのか?」とも思ったのですが、このまま使い続けるには相当勇気がいります。
まずは電源を落として余計な水分は拭き取り、自然乾燥させる。基本中の基本ですね。(ひたひたになってたらそんなことしても無駄ですけど。)そうしたらしばし封印です。すぐに色々と試してみたくなりますけど、ここはグッと我慢です。下手に通電すればショートしてお陀仏になる可能性がありますからね。とりあえず3日ほどはそのまま寝かしておきました。
事件発生から3日後。
そろそろ良いかとMacさんの電源をおもむろに入れます。これまた幸いにも通常通りに動作するので、ひょっとして全く問題なしかなあ。とお祝いムードが出てきました。一通り色々動かしておかしな感じもしないし、システムレポート上も変なところはなさそう。これならばいける!と思いましてお赤飯の用意をしていたのですが、どうにも充電の具合が今ひとつよろしくない。時々充電が途切れることがあるようで、Macさんの充電表示がおかしい。
「やばい、中まで逝ってる可能性高し、高し、高し…。」
ちなみにMacのAppleCareは落下、水没の故障に対しては保証の対象外ですので、そもそもつけてないです。開き直っているわけでもないんですけどね。(iPhoneみたいに定額で直してくれるといいんだけどなあ。)浸水の状態にもよりますが、マザーボードまで死んでいるとおそらく8万円程度の修理金額になります。あのね。もう旅行どころじゃありませんよw。
ただ、このままでは終わらないですよ。野良犬にも意地はあるのだ!
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事件発生から5日後。
相変わらず症状の改善はありませんがとりあえず、AppleStoreのジーニアスバーの予約を前もってかけておいたので、この日に持ち込む予定にしてありました。とはいえ、AppleStoreであっても当日中の修理はできないはず。なおかつ修理に出されてしまうと見積もりが出るまで不安な時を過ごさなければなりませんし、その見積もりが果たして高いか安いかというのも謎。結果行ったり来たりで余分な時間がかかるのも嫌なので、一つの手段を講じました。
人間でいえばセカンドオピニオン。最寄りの修理専門業者に持ち込んで、事前に中を開けてもらうことにしたわけです。おそらくAppleが水没と判断する基準は、明らかな液体侵入の痕跡があるかどうか。それとMac内にある水濡れ確認の反応があるか否かです。
ここさえなんとか無事であれば申告の仕方が変わってきます。
ということでAppleStoreの近くにある個人の修理業者に持ち込んで、事情を説明の上、その場で開封していただきました。いやあ、この瞬間が今回の事件で最も緊張した瞬間といえるでしょう。で…。開けた結果としては完全にセーフ。内部には全く濡れている形跡がナッシング。
とはいえ、症状としては出ているのでおそらくUSB-Cのコネクタあたりがピンポイントでダメージを受けている可能性が高そう。そこもショートしている形跡がありませんので、ごく軽い症状ではないかということ。ウチで預かることも問題ないですけど、これだったらAppleStoreに持ち込んでもお金がかからない可能性が高いですよ〜、と業者さんにも仰って頂いたのでここでまずは一安心。お化けなら成仏してます。
もしもAppleに出してものすごい見積もりが出た時はウチで対応できるのでその時はまた持ってきてください、という人のかたちをした神が福音まで授けてくださいました。(一応、神には技術料として500円を納めさせていただきました。)
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その足で予約したジーニアスバーへ。こちらは後ろめたい部分が相当少なくなっていますから余裕があります。ちょっと待ち時間が出ています、というスタッフの案内に「じゃあ近くの喫茶店で軽くコーヒーを飲んでから戻ってきますよ。」というジェントルな姿勢すら見せる僕。全く褒められた使い方じゃないのに。丑三つ時に藁人形をこさえて打ち付けようとさえしていたのに。
で、その後に受付をして頂いたのですが、ごく端的に今起きている充電の問題を伝えて診断を開始してもらいました。とはいえジーニアスバーでできるのはソフトウェア的な診断だけのようで、そこにはそもそも問題は出ていないですから、あとはお預かりして工場で詳しく検査します、とのこと。送った結果が有償になるなら、そのまま戻してもらって業者送りに切り替えようと考えていたので、そのままそこで郵送修理を快諾。あとは野となれ山となれ、です。
それから5日後。
もともと言われていた納期が3〜5日。何かあれば事前にメールが来ると聞いていたのでAppleからの赤紙が来るかと備えてもいたんですけどね。まあ、特に何もないまま日数だけが進んで、5日後に突然ヤマト急便がやってまいりまして、Macさんを置いていきました。どうやら直ったようです。修理診断書もついてきましたが、やはり入力系の部品交換一個で済んだようです。いやあ、良かった良かった。
今回の事件、本格的な水濡れではなかったようですが、充分に肝を冷やしましたしMacがない時間もあったりで色々と不便をしました。初歩的なミスですけど取り返しのつかない事態になったかもしれないことを考えると今後はより、取り扱いを丁寧にしなきゃ、と反省した次第。
でも、こういった事例の時は、セカンドオピニオンを取るのは本当に有益ですね。もちろん、代理店のレベルによる部分もあるかとは思いますけど、複数の修理方法を用意してから事に臨むという手順を踏んでおけば余裕を持って対処できるかと思います。
っていかにも反省した文章になっていますが、導入のところでチラッと書きましたけど約12年くらい前にも一度やっているんですよ。実は今回が2回目…。干支で回っているなら次は12年後か…。いやいや、そんなことにならないように気をつけないと…ねええ。
とりあえず、無事に直ってきて良かったよ…。
よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci ♪
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