福島市・伏見珈琲店で極上のコーヒーを堪能してきました。
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キサラギ@kisaragi_Virです。
Coffee and love are best when they are hot.
ドイツの古い諺からの引用です。直訳すると「コーヒーと愛は、熱いときが一番である。」先人はなかなか良いことをおっしゃいます。どっちも火傷にはご注意が必要ですよ。
ちょいと気障な言葉から始めさせていただきましたが、今回は福島市にちょっと前からオープンしていたけど、なかなかタイミングが合わなくて行けていなかった喫茶店のご紹介をさせていただきます。
福島駅 東口「伏見珈琲店」とは?
お店の名前は「伏見珈琲店」。福島駅の東口、駅前通りを徒歩でも約5分。にあるこじんまりとしたお店です。駅にはもちろん、スタバもドドールもありますけど、フランチャイズの店舗にはない魅力が個人の喫茶店にはあるはず。
(というか市内で繁華街にあるスタバは駅にある一店だけなので結構混雑してるんですよね…。これが地方の現状よ…。)
落ち着いた空間を求めて入ってみたら、予想よりも素晴らしい体験をさせていただけました。
マスターの伏見さんは元々は公務員。趣味で淹れていたコーヒーが高じてお店を開店されたそうです。カウンター席でおよそ6席。そのこだわりは小さなお店のなかにギュッと凝縮されて詰まっていました。
日本古来の自家焙煎スタイル
このお店では注文を受けてから豆を挽いて、小さなケトルで一杯一杯、丁寧に淹れていく日本の古き良き喫茶店スタイルであることが一番の特徴であると思います。
最近話題になった、ブルーボトルコーヒーがやっているマイクロ・ブリュースタイルですね。それは間違いなく味は美味しいのですが当然、一杯のコーヒーを淹れるにも時間と手間がかかりますので大手のコーヒーショップになればなるほどできなくなっていくこと。
ただ、「おもてなし」の国、日本には昔から根付いているスタイルで、ここ「伏見珈琲店」もその作法に則ったお店である、ということ。
店主こだわりの豆がどんな味であるかを丁寧に説明してくださいますし、その豆が目の前でじっくりとコーヒーサーバーに注がれていくのを見ているだけでも楽しい。
アイスコーヒーを注文する場合はその場で氷の入ったシェイカーに入れて振ってくれます。(これはやってるのを見ていただけので、今度飲みにいってみたいなあ。)
この日、僕は注文したのは「カフェ・ヴィーニョ」という種類のもの。芳醇な香り、渋みは少なくフルーティーな味わい。とても美味しい。こいつはいいお店を見つけた、でもこだわりはこれだけじゃないぞっと。
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その日の気分にあったカップでお召し上がりください。
このお店に入って、一番最初に目につくのは多分、壁面に綺麗に並べられたコーヒーカップでしょう。棚には一つ一つ違うデザインのものが並べられていて、縦軸にはアルファベット、横軸には数字で番号が振られています。
つまりカウンターから見て、その日気に入ったデザインのカップでコーヒーをいただくことができるのです。ちなみに僕が選んだカップは「山本寛斎」のものだったそうで。なかにはとても高価なカップも混ざっているとか。目利きに自信のある方はそれを見つけるのも楽しいのでは?
店主の伏見さんはとても気さくな方のですので、お話すれば色々と興味深いお話をしていただけますし(大の猫好きのようで、岩合光昭さんが撮影した猫の写真集も置いてありましたよw。) 小さなお店ですのでマスターからも細かいところまで目が届くんですね。その辺りの気遣いは大変素晴らしいものがあると思います。
ちなみにお店で出しているケーキは自家製のもの、と聞いてはいます。いちじくのタルトに濃厚ティラミス、黒糖の羊羹とどれもコーヒーに合いそうな逸品ばかり。そちらの味もなかなかのようですよ。(羊羹が意外にコーヒーと相性がいいそうですので、興味のある方は是非挑戦されると良いかと。)
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ご注意点もあります。
基本的にマスターが一人で切り盛りしているお店なので、営業時間がちょっとだけ特殊だったりします。冒頭でタイミングが合わなかった、っていうのがこの部分で、毎週火曜日の定休と15時から17時の間は準備中になっていて、ちょうどお昼ご飯を食べた後、夕方までの時間を潰そうとすると入れないお店だったりします。ですが、夜は22時くらいまで開いていますので、夜のひとときをゆるりとすごすなら最高だと思いますよ。
ということで、福島にお立ち寄りの際には是非、足を運んでいただきたい。声を大にして言える素敵なお店でございました。秋の夜長、美味しいコーヒーは如何ですか。
よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。merci ♪
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