2017-03-08

ジブン手帳ファンの僕が作ったウィークリーページを公開してみるよ!

ようこそ。Scruptaをご覧いただきましてありがとうございます。
キサラギ@kisaragi_Virです。

Quality means doing it right when no one is looking.
Henry Ford

手帳というアイテムの使い方は十人十色。まさに使う人間の数だけあるはず。使う手帳の種類、目的、書き方。書いている人間の個性が出るので、ある意味「人格を反映する鏡」に近いものがあると思います。

僕自身、手帳のオフ会のようなイベントに参加する機会が最近ちょいちょいあって、自分が書いている以外の書き方、管理方法などを知ることが増えてきて実に面白いです。いつもはアイディアを頂く機会の方が多いので、今回は僕なりのメソッドを作ってみました。何かの役にたつ人がちょっとでもいればいいかなあ、と思います。



なんのために書くのか?

僕がメインで使っている母艦はKOKUYOから発売されている「ジブン手帳」です。これの魅力を書き始めるとそれだけで相当なボリュームになってしまいますから、それに関してはまた別に機会を設けて書こうとは思いますが、ごく簡単にいえばスケジュール管理やログの保存にとても効率的な使い方ができる手帳。もちろん絵を描く人もいますし、その日着ていた服のコーデを残す人もいれば、食べログみたいなページを作る人もいます。自由に書けばいいと思います。

僕の場合、ここには純粋に「その日のログ」だけを残してあります。具体的に何を管理して記録しているのかというと、3つの内容がメインになります。

1. 体調を記録する。

日々の体調はその時その時は覚えていても、数日前の体調なんかは大概忘れてしまいます。とはいえ日常の連鎖で良くなったり悪くなったりするものですから、何が原因で体調が崩れたかを知ることは過去の行動を振り返れば検討がつくことだってあります。

僕の場合は「睡眠時間」「その日の食事」「当日の体調」の3つを記録しています。睡眠時間が短い日が続くと当日の体調がいまひとつ、ということも当然あるでしょう。それが月にどのくらいの頻度で発生しているのか。どのくらいの時間が足りていないのか。これが多いのであれば日常生活のサイクルを改善する必要がありますから、全体のスケジュールを見直す必要が出てきます。このあたりの考え方が感覚ではなく具体的な数字で把握することができるようになります。

「食事」の記録もやはり大事です。体調を崩した時に何を食べたのか、って意外と後から振り返った時に「あ。これを食べた時の後って共通していまひとつになってる…。」と気がつくことも。僕の場合コーヒーを3杯以上飲むと、当日は平気なんですけど翌日に胃腸が弱くなる記録が残っていたりしました。コーヒー好きなんですけどね…。飲み過ぎ要注意なんですw。

2. 仕事を管理する。

まあ、普通ですけど仕事の内容を記録しています。僕の職場はセキュリティの問題からスマホの利用が制限されている環境下なので、iPhoneを使った管理ができない、という問題があったりする理由もあるのですが。日常の資材管理、発注、会議の予定、技術的な資料の引用、教育計画、イレギュラー対応など細かいことをひとつひとつこなしていってミスなく消化していくためには手帳での管理が必要不可欠。ポイントとしては長くダラダラ書かない。必要なとこだけピンポイントで抜粋して書きます。

「仕事時間」で一括りにしてあるから他に書くことないよ、っていう人もいますけど、僕の持論としては「細かいことでも気がついたらとりあえず書く」です。仕事時間の手帳が空白であることはその日の気づきがないのと同じだと思いますから、きっちり埋まるくらいまで何かを考えていたいです。大体記録しておくと職場の仲間からも信頼されますしね。

「ちょっと前に〇〇の件で問い合わせがきていたけど一回キャンセルになった後また連絡が来たんだよね。で、前回の内容を知りたいんだけどいつだったっけ?」といった感じの質問にはめっちゃ強いです。

3. 個人を満喫する。

仕事以外の時間をいかに有効利用するか、っていうのはなかなかうまくできないものです。休日とか正直家でゴロゴロしていたいですけど、それだと人生損しちゃうじゃあないですか。なので「何をしていたか」の記録を残しています。個人的にはここが一番のオススメ。

これは手帳に「ゴロゴロして何もしてない」という時間の記録を残したくないのですw。「次にあれをやって、これをして、あの人に会う」みたいな順番を作って一つずつ消化していく習慣を作ることができればいいのです。失敗した時もそのまんま記録して次回の改善に努めます。よくありがちなのはゲーム始めちゃったりすると、とんでもない時間を投資していることがありますが…。

その場合でもきっちり記録しています。まあ、ハマった分だけ楽しんだのであればそれはそれで良いですけど、他のことが疎かにならないように、って自分に警告を出すこともできますしね。

どのくらいの時間で書くのか

なんのために使うのか、はとりあえずこのくらいで、次は「どのくらいの時間を使うか」です。先に結論を持ってきますが、僕の場合は確保する時間は「1日に30分」です。正確に書くと、「まとめて書く時間を毎日30分確保する」になるかと。

当然、手帳はどこにいく時でも持ってますから、ちょいちょいメモは更新されていきます。「気づき」や「やってみたいこと」なんかもその場ですぐに書いてしまいます。ただし、「全体を通した流れ」っていうのはその日の夜にしか書くことができませんから、寝る前の30分の時間に集中して書きます。これはあくまでログを作成する時間です。

僕はこれをゲームで言うところの「セーブポイント」だと思っています。ここでマメにセーブをしておけば、次の冒険の時にラクができる。冒険の記録が残っていれば、何かあった時にすぐにやり直しがきく。そういった保険だと思えば毎日ちゃんと書くことは決して無駄ではありません。

ちなみにさっきから「ログとして」という書き方をしています。実際のところは母艦以外の手帳も運用していて、もう一冊はトラベラーズノート、と呼ばれるものです。こっちはログ以外のことを書いています。思ったこと、参加したイベントの思い出、映画観賞の記録、美味しかった食べ物、写真、好きなアーティスト情報、などなど。まあ雑記ですね。

これは不定期更新なんです。でも、母艦にきちんと情報が搭載されているのでそこから順番にピックアップして、休日などの時間でゆっくりと仕上げていきます。こちらは写真切ったりマステを貼ったりレイアウトを考えたりするので相当に時間を使いますが…。

一日30分、きっちりとその日あった出来事を振り返って記録を残す。
これを続けていけば相当なボリュームの個人史が出来上がると思いますよ。飲み会とかあってどうしようもないとたまにサボることがありますけど、普段から振り返りの習慣を身につけていると結構思い出して書けるものです。

いきなり一日30分集中、とかだとハードルが高く感じる方は「4行日記」といった方法もあります。一日にあったことを「事実」「発見」「教訓」「宣言」の4行にまとめる日記の書き方です。これなら5分でできますし、僕も一年くらいやっていましたけど続けることも簡単です。書くことが増えてきたので今は使ってませんが、導入としてはとてもおすすめかと。

具体的にどのように書いているのか

さて。話が長くなってしまいましたが、具体的なメソッドをご紹介していきましょう。

とはいえ、書き方のベースになっているのはジブン手帳を作った佐久間英彰さんが書いている本で、「速攻で仕事をする人の手帳のワザ」というタイトルのものを参考にさせていただいております。基本に忠実にやっているだけですので、面白みに欠けるかもしれませんが…。

大事なのは三色ルール。目的別に使う色を決めて予定を埋めていくやり方です。この色が多い人もいますね。五色ルールなんかもありますし、これは人によって好みが違います。僕の場合は管理を簡単にしたいので三色を選択しています。

使っている道具は少ないです。書いているペンはスタイルフィット。色は当然3色。

ブルー  仕事時間に使う色。他の欄でベースカラーとしても使います。

グリーン プライベートな時間で使う色。多いほど私生活が充実しています。

レッド  睡眠時間に使います。

職場でも普通に開いていますし、仕事プライベートも一冊に書いていますので個人的に大事なことでも赤ではっきり書いたりはしません。ウィークリーのページを開いて、青と緑の比率がどうなっているかで仕事が多い時期なのか、自分のことに時間が使えたかが一目瞭然になります。

芯は0.28です。以前は0.38を使っていましたが、太いと書ける字数が足りなくなってきたので今はこれ。もっと細い芯が出たらすぐに変えるんじゃないかな。スタイルフィットは発色も鮮やかで乾きも早く、とても使いやすいペンだと思います。

マーカーはKOKUYOビートルティップ。一応書いてはおきますが、ウィークリーには使いません。マンスリーのページだけに使用しています。

★2年目は引き算で考える。

僕にとってジブン手帳は2年目。二年生なのです。一年生の時はあれもこれも試して見たくて、スタンプを押してみたりマーカーを多めに塗ったり、マステを使ったりしたんですが、当初の見やすさから若干、かけはなれてきた感が出てきたんですよね。なので2年目のジブン手帳はもう一回リセットしてイチからやり直しています。あまり鮮やかに塗るのも考えものだと思ったりしたものです。

ふせん。大好きです。カンミ堂の「ココフセン」シリーズをこよなく愛します。

KOKUYOからジブン手帳専用のふせんが発売されていますが、地方だとなかなか買う場所がないとです…。スケジュールが決まったものは一旦ふせんに書いて手帳に貼ります。
5色あるのでなんとなく使う色と書くイベントは分けてあります。予定が消化できたらチェックを入れてウィークリーのページの左側にあるTo doボックス欄に貼ります。いつつ並ぶと目にも鮮やかなのと達成感が出て良いです。

下敷き定規

これは公式のものです。定規は最初に全部入りのキットを買えば一個付いてきます。これがないと僕は手帳が書けない。そのくらい重要なアイテムです。手帳を閉じるためのゴムバンド付き定規で、長さも当然ぴったりのサイズです。なぜこれがないと書けないか、というと他に定規なんて普段から持ち歩いていませんし、何より直線を引く数が異様に多いことと、フリーハンドで曲がった線を書くことが 死ぬほど嫌いだからです。はい。血液型はA型ですが何か?

下敷きは2017年度から公式でアクセサリーとして発売されました。最初は「今年は下敷きあるんだ…。でも別売りなんだよね…。どうしようかなあ。」と思いながらもとりあえず買ってきたんですけど、使った瞬間に印象が変わりました。

「トモエリバーが書いたあとにボコボコにならない!しかも書きやすい!なでなでしたくなる!」もう2016年版が一気に旧世代に感じるほどの進化でした。思えば下敷きなんて買うの相当久しぶりだったなあ。

普段から携帯しているのはこれだけです。というかウィークリーに関してはこれで完結します。

ということで長いこと書いてきましたが、僕のジブン手帳の書き方見本を公開してみますね。今回は2016年版のジブン手帳の使わないページに最近の行動を再編集して書きました。見開き2ページなんてすぐ書ける、なんて思ったらたっぷり2時間かかったのは計算外でしたがw…。

キサラギ式ジブン手帳、ウィークリー公開!

まずは全体の眺めから行きますか。

まあ、このくらいです。実際のページだと企業秘に関する記載が多いので書けませんけど、もうちょっとだけきっちりと詰まっています。

赤が睡眠時間。目覚まし時計はかけない主義なので大体決まった時間に起きます。就寝時刻と起床時刻は大事なのできちんと書いておきます。余談ですがこの内容が別ページのガントチャートに使われます。

緑の朝イチ枠の「メディアチェック」はネットの周回サイトの確認、新聞を2紙をざっと。テレビ欄を一通り、新聞の連載小説を3本。出勤前にネタの仕入れは大事です。

青枠が仕事時間ですね。一応頭に勤務時間を書いておいた方が安全かなあ、と。ここは営業時間中に埋まっていくことが多い内容です。暫定的に空いていても、夜の集中時間で余白は潰していくことになります。左側の縦線が予定時間、コの字型に覆われた直線が実際に勤務していた時間。退勤までの時間は把握しておかないとね。

夜はまあ、遊んでいることが多いですけど、何をしていたかは記録しています。P&DとかDFFOOなんかはソシャゲを回しているだけの時間ですw。テレビ観ている時は番組名を書いておきます。誰にハマっていたか振り返れます。
連続ドラマの場合は第何話かも書いて起きます。映画の場合も同様。

緑の枠「SNSチェック」はtwitterやらFacebookやらを「重点的」に見ている時間。twitterは時間を食べる魔物なのでどこかで重点的にやる時間を確保した方が健全ですね。

時間枠の下にあるメモ欄が今日のハイライト。特に気になった内容を書いておきます。ここに書いたことからピックアップしたネタがトラベラーズノートに反映されます。ちなみにこの枠にあるかわいい顔アイコンで今日の体調を三段階評価しておきます。この体調も別ページ、ガントチャートに反映させています。

最下層にある朝、昼、夜のアイコンの欄に入るのがその日の食事。なんとなくレコーディングダイエット的な感覚で書いています。書いた時に食べすぎてんなこれ、と思うことはあるので、その気づきのタイミングが多ければ食事量を自然とコントロールできるんじゃないかと期待しているんですけどね。

ちなみに毎朝必ず納豆が出てくるのは特に理由があるわけでもなく、僕の住んでいる福島は日本でもトップを争う納豆消費量で有名です。これがないと日常がうまく始まらないだけなんですけどw。

ふせんは一週間を終えると全て左側のページに並ぶことになります。歯医者、美容院、予定を立てて買っていたもの、なんとなく気になったもの、などなどをを見やすくしています。あとから見返すと「ああ!」といい気づきを得られたりします。

といった感じで書いてみましたが、いかがでしたか?
よければまた観てくださいね。それではこのあたりで。

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